計画的なまちづくりで暮らしやすい街が誕生した仙台市太白区あすと長町

仙台市太白区あすと長町はJR東北線の「長町」駅から「太子堂」駅の線路の東側に広がる。ここは仙台市南部の広域拠点と位置付けられ、ショッピング施設、医療施設、公園などが計画的に配置された新しい街で、暮らしの利便性が高い。民間企業による住宅開発も活発化し、「仙台 住みたい街ランキング 2017」では仙台市中心部に続き2位にランクインするなど注目を集めている。

再開発で仙台市の副都心へ

江戸時代、あすと長町には宿場が置かれ、多くの旅人が行き交っていたという。明治時代に鉄道が開通、昭和になると東北最大の規模を誇る貨車操車場が設けられ、交通の要衝として発展を遂げた。

この貨車操車場は輸送体系の変化により使われなくなったため、1980年代後半から跡地で大規模な土地区画整理を行い「長町新都心」を誕生させる計画が発表された。

あすと長町内を通る長町大通り線沿いの街並み
あすと長町内を通る長町大通り線沿いの街並み

1995(平成7)年には土地区画整理の都市計画が決定、1997(平成9)年には街区の計画もまとまり、国道4号あすと長町大通り線の整備や鉄道の高架化などインフラ整備が進められてきた。その後、2007(平成19)年に街びらきを迎えている。

開放的な風景が心地よい「あすと長町中央公園」
開放的な風景が心地よい「あすと長町中央公園」

あすと長町の土地区画整理では公共施設や公園の整備も行われている。2011(平成23)年にはスポーツや天体観測などイベントの会場としても使われている「杜の広場」が誕生。2015(平成27)年には「あすと長町中央公園」も開園している。

高度な医療に対応する「仙台市立病院」
高度な医療に対応する「仙台市立病院」

また、1999(平成11)年には「太白区文化センター」や「太白図書館」などが入る複合施設「たいはっくる」が開業。2014(平成26)年には救急医療や高度な医療に対応している「仙台市立病院」が移転。さらに暮らしの利便性が向上した。

ショッピング施設やスポーツ施設も続々と誕生

「IKEA仙台」など人気のショッピング施設もオープン
「IKEA仙台」など人気のショッピング施設もオープン

あすと長町周辺では「ヨークタウン あすと長町」や「ホームセンターコーナン あすと長町店」などがショッピング施設も充実している。2014(平成26)年には「IKEA仙台」、2015(平成27)年には「tekuteながまち」といった新たなショッピング施設もオープンし、さらいに買い物の楽しみが増えた。

バスケットボールをはじめ多彩なスポーツの試合が行われる「ゼビオアリーナ仙台」
バスケットボールをはじめ多彩なスポーツの試合が行われる「ゼビオアリーナ仙台」

2012(平成24)年にプロバスケットボールチーム「仙台89ERS」のホームコートとしても使われている「ゼビオアリーナ仙台」が誕生したほか、2016(平成28)年にはスタンディングで約1,200名収容可能なライブエンターテインメント専用シアター「チームスマイル・仙台PIT」も完成し、スポーツやエンターテインメントを楽しめるようになっている。

新たなショッピング施設の計画も

あすと長町の南部では東日本大震災後に仙台市内最大の仮設住宅地が造られていたが、2016(平成28)年12月にその役目を終え、解体が完了。跡地は売却され、今後、住宅やショッピング施設の開発が行われることになっている。また、「長町」駅東側ではイオンタウン株式会社によるショッピング施設の計画もあり、今後のさらなる発展も期待できそうだ。

計画的にまちづくりが行われた場所ならではの利便性に恵まれた仙台市太白区あすと長町。ここでは快適な日々を満喫できるだろう。